January 29, 2008

オーストラリア政府が先住民アボリジニに正式謝罪



(写真はアボリジニの子供と、当地の反捕鯨団体による侮日デモ)

勝負が終わった後でなら、謝罪なんていくらでも簡単にできるよな。
白人は謝罪する暇があるなら、荷物まとめてさっさとオーストラリアから出て行けよ。

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オーストラリアのジェニー・マクリン(Jenny Macklin)先住民問題相は28日、同国政府が2月12日から始まる議会で「可能な限り早急」に、同国先住民のアボリジニに対する正式な謝罪を行う意向であることを明らかにした。
前年12月に政権に就いた中道左派のケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相は、先住民族との和解を促進し、過去の不正に対して謝罪を拒否してきたこれまでの保守政権の方針を覆すことを約束していた。
メルボルン(Melbourne)で記者団の取材に応じたマクリン先住民問題相は、謝罪は議会初日に行われるとの報道については認めることを避けながらも、アボリジニへの謝罪は早急に行われると語った。

謝罪には、いわゆる「失われた世代」も含まれるという。

「失われた世代」とは、1970年代まで40年にわたって白人社会に同化することを目的に親元から引き離され、白人の養子にされたり養護施設に入所させられた、アボリジニと白人との間に生まれた子どもを中心にした数千人のアボリジニのこと。

さらに、マクリン先住民問題相は、議会で可能な限り早急に謝罪を行うとしながらも、「まずは専門家との協議の結論を出したい」と語った。また、謝罪対象についての詳細は明らかにしなかったが、より広い範囲で検討していると語り、謝罪が「未来への架け橋」になるものだとした。
アボリジニは、1788年に英国から最初の移民が到着して以来、低い社会的地位しか与えられず、現在はオーストラリアの総人口2100万人のうちわずか47万人しかいない。
http://www.afpbb.com/article/politics/2343294/2571476
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謝罪だけで、具体的に賠償はされないのか?
猿並みだな・・・・・昔懐かしいSONYウォークマンのテレビCM「反省ザル」。

ところでアボリジニ(ホントはこの名称も蔑称らしい)が白人から受けてきた受難がどんなものであったか。→ここをクリック(Wikipedia:「アボリジニ」より)

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西洋人がオーストラリアを「発見」した段階では、30万人ほどのアボリジニがオーストラリア内に生活していたと見られている。

しかし1788年よりのイギリスの植民地化や、その後にも様々な国・地域からの移民の流入によって、多くのアボリジニの人々が免疫の無い病気に晒された一方、初期移民の多くを占めた犯罪者達はスポーツハンティングの延長としてアボリジニを殺害したり、若い女性を捕らえて強引に妻(髪を切り男装させた為Boyと呼ばれた)としたケースがあったという。これによりアボリジニ人口は90%以上減少した。特に東海岸沿岸部等緑豊かな地域に居住していたアボリジニは、当初はイギリス人との平和関係を保っていたものの、後の保護政策に名を借りた強制的な移住もあり、この犯罪者達によるハンティングという惨劇を語り継ぐ者をも残さず姿を消している。

1920年、時のオーストラリア政府は先住民族の保護政策を始め、彼等を白人の影響の濃い地域から外れた保護区域に移住させたが、これはむしろ人種隔離政策的な性質があったようである(白豪主義参照)。

また、1910年頃から1970年代にかけて、アボリジニの子供や混血児(ハーフ・カーストと呼ばれ売春婦として利用される事があった)[1]を親元から引き離し白人家庭や寄宿舎で養育するという政策が行なわれた。アボリジニの子供も「進んだ文化」の元で立派に育てられるべきという考え方に基づくもので、政府や教会が主導して行なわれたこの政策で子供のおよそ1割が連れ去られ、結果として彼らからアボリジニとしてのアイデンティティを喪失させることとなった。彼らは "Stolen Children" (盗まれた子供達)と呼ばれている。

一方、不毛な乾燥地域である内陸部のアボリジニは周辺の厳しい自然環境に守られながらどうにか固有文化を維持し続けた。今日でもアボリジニ文化の史跡は沿岸部都市より隔絶された内陸地に多く残る。近代のアボリジニ激減と、文字文化を持たなかった事から文化的痕跡を残さず消滅した部族も多く、彼等の言語や文化の系統を調査する試みは進んでいない。音声的に完全に失われた言語も多く、それらの民俗学的調査は「既に大半のピースが失われたパズル」に准えられている。

なお現在でも、白豪主義の影響は地方に根強く、アボリジニを含む有色人種への差別事件も時折発生しており、社会問題視されている。

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この程度の民度の国民に、日本は捕鯨をネタに人権だの動物愛護精神だの何だの言われていたのか・・・・。

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